「バターを使わないパウンドケーキはコクが足りず、食感がパサパサになる」というイメージは過去のものです。実は、植物油(サラダ油や太白ごま油、米油など)を使った生地のほうが、時間が経っても柔らかさをキープしやすい性質を持っています。
バターは動物性油脂のため、冷蔵庫で冷やしたり常温に置いたりすると白く固まります。一方、サラダ油などの液体植物油脂は低温でも固化しないため、焼き上がり翌日以降も生地の水分を抱え込み、しっとりとしたみずみずしい舌触りを保ち続けます。
コクを補うプロの技として有効なのが、生地に大さじ1杯のヨーグルトや蜂蜜、練乳を隠し味として加えるテクニックです。乳製品のほのかな酸味と糖分の保水力が相乗効果を発揮し、バター不使用とは思えないリッチで奥深い風味に仕上がります。