Q1:エスプレッソは濃いからカフェインもドリップより圧倒的に多いのですか?
A1:いいえ、1杯あたりで比較するとドリップコーヒーよりも少なくなります。エスプレッソは100mlあたりの濃度こそ約200mgとドリップの3倍以上ですが、1回に飲む液量がソロ(シングル)で約30ml程度と極めて少ないため、1杯あたりの総カフェイン量は約60mgにとどまります。1杯約150mlで約90mgを摂取するレギュラーのドリップコーヒーのほうが、1回あたりのカフェイン摂取量は多くなります。
Q2:缶コーヒーとドリップコーヒーではどちらが覚醒効果が持続しますか?
A2:持続時間そのものはカフェインの体内半減期(4〜6時間)に依存するため理論上は同等ですが、体内への吸収スピードに差が出ることがあります。一般的な185g缶コーヒー(ブラック)は高温高圧で効率よく抽出されており、1缶に100〜130mg前後のカフェインが含まれています。これをわずか数分で一気飲みした場合、ドリップコーヒーを時間をかけて飲むよりも急激に血中濃度が跳ね上がるため、強い覚醒感を短時間で実感しやすい反面、切れた後の反動も大きくなります。
Q3:睡眠に悪影響を及ぼさないためには、何時までにコーヒーを飲み終えるべきですか?
A3:就寝予定時刻の「最低でも8時間前」、理想的には「午後2時(14時)」までに当日の最終摂取を終えるのが医学的な推奨ラインです。カフェインの体内半減期は4〜6時間であり、8時間経過しても体内には約25%のカフェインが残留しています。夜11時に就寝する生活リズムであれば、午後3時以降のブラックコーヒー摂取は深睡眠を著しく阻害するリスク要因となります。
Q4:デカフェ(カフェインレス)なら何杯飲んでも胃痛や不眠の心配はありませんか?
A4:不眠のリスクは極めて低減されますが、胃痛に関しては完全に安心とは言えません。デカフェ処理によってカフェインは90%〜99%除去されているため中枢神経への刺激はほぼ回避できます。しかし、コーヒー豆に含まれるクロロゲン酸やタンニンなどの酸性成分・焙煎化合物は残存しており、これら自体が空腹時の胃酸分泌を刺激して胃痛を引き起こすケースがあります。胃が弱い自覚がある方は、デカフェであっても空腹時を避け、何か胃に入れてから飲む配慮が必要です。