目が大きいか否かを分ける絶対的な物差しとして、美容形成の現場で長年用いられてきたのが「ミリ単位の実測値」です。大手美容外科の臨床データや解剖学的な日本人成人平均値を照合すると、平均値と「大きい」とされるボーダーラインには明確な開きがあります。
一般的に、日本人の成人における目の横幅平均は約29〜30ミリ、目の縦幅(上まぶたの縁から下まぶたの縁まで)の平均は約9〜10ミリとされています。これに対し、初対面で「目がぱっちりしている」「非常に大きい」と認知される数値的境界線は、目の横幅32ミリ以上、縦幅12ミリ以上です。横幅が34ミリを超えると、芸能人やモデルクラスの際立った大きさとして分類されます。
以下の表は、男女別の平均サイズと、臨床現場で「標準」「大きい」「極めて大きい」と判定される客観的基準をまとめた比較データです。
取材に応じたベテラン形成外科専門医は次のように指摘します。「多くの患者が『二重にすれば大きくなる』と誤解していますが、眼窩骨(目の入っている頭蓋骨のくぼみ)の容積と、まぶたを持ち上げる上眼瞼挙筋の牽引力こそが、このミリ数を決定づける根本要素です」。つまり、実測値としての大きさは単なる皮膚の折り込みではなく、筋力と骨格の器によって初期値が定められています。