放送当時からSNS(旧Twitter)や各種ドラマレビューサイトでは、毎話放送後に「#グランメゾン東京」がトレンド世界1位を獲得するなど、異例の盛り上がりを見せました。視聴者の生の声と反響を分析すると、本作が単なるサクセスストーリーにとどまらない評価を得た理由が浮かび上がります。
当時、ネットコミュニティで特に議論を呼んだのが「登場人物全員がプロフェッショナルである」という点でした。一般的なドラマにありがちな理不尽な悪役や、単なる足の引っ張り合いが極めて少ないのが特徴です。当初は敵対していたライバル店「gaku」の丹後学も、料理に対してどこまでも誠実であり、オーナーの江藤が不正を働こうとした際には激しい怒りを見せました。
ネット上の感想レビューには、次のような熱量の高い書き込みが数多く寄せられました。
「40代、50代の大人がプライドをぶつけ合いながら涙を流して一つの料理を作る姿に鳥肌が立った」
「木村拓哉の俺様キャラが鼻につかない。誰よりも周りの才能を認め、自らが黒子になる覚悟があるからこそ仲間がついていく」
「ナッツ混入事件の落としどころが見事。誰も悪人にせず、料理人の業と情熱で解決させた脚本の勝利」
大人の挫折と再起を描き、仲間を信じることの難しさと尊さを提示した点が、幅広い年齢層の共感を生んだ決定的な要因となっています。