ネット空間にあふれる不気味な証言のなかでも、特に目立つのが「強引な勧誘」と「入信後の変貌」に関する体験談だ。元信者の男性(40代)は、かつての体験をこう語る。「最初は普通のファミレスでお茶を飲む約束でした。しかし、途中で連れて行かれたのは静かな施設で、断りにくい雰囲気のなかで手続きを勧められた」。このように、ターゲットの警戒心を解いた上で段階的に宗教活動へ引き込む手法が、恐怖感や不信感を増幅させる最大の要因となっている。
また、勧誘者が「このままだと家族に不幸が起きる」「先祖の因縁を断ち切らなければならない」といった不安を煽るフレーズを使用するケースも報告されている。心理的圧迫を受ける中で判断力が鈍り、気づけば入会していたという声は少なくない。恐怖をトリガーにして入信を促すアプローチこそが、噂の原点にあるといえる。