加藤登紀子と赤軍派を結ぶ愛と真相|最新証言が明かす昭和史の裏側

加藤登紀子と赤軍派を結ぶ愛と真相|最新証言が明かす昭和史の裏側

加藤登紀子と赤軍派を結ぶ愛と真相|最新証言が明かす昭和史の裏側の全貌を詳しく解説してご紹介します。

藤本敏夫が身を投じていた政治運動の過激な軌跡を振り返る上で、当時の新左翼運動の中心的存在だった共産主義者同盟(ブント)の歴史は避けて通れない。そのブント内部から派生し、世界革命や軍事闘争を前面に掲げて結成されたのが赤軍派である。

藤本自身は赤軍派の結成に関与し、独立した立場から運動をリードしたことで当局に逮捕・収監された。加藤登紀子にとって、彼が抱いていた社会への問いかけは、世間が貼る「テロリスト」という記号だけでは到底括りきれないものだった。彼女は夫の政治思想を盲目的につい奉したわけではない。一人の人間として彼が持っていた純粋さ、そして時代の渦に巻き込まれていく危うさを、誰よりも深く理解していたのだ。これこそが、当時の報道・ジャーナリズムがゴシップ報道の裏で見落としていた、あまりにも個人的で切実な真実の姿だった。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。