激闘を終えた世界で、神龍は「もうこれ以上、願いを叶えることはできん」と告げます。度重なる願いの乱用によってマイナスエネルギーが限界を突破し、邪悪龍を生み出してしまったドラゴンボールは、人間界に存在し続けること自体が破滅のリスクとなっていました。
神龍が悟空を連れて飛び去った本質的な理由は、7つのドラゴンボールを悟空の肉体とともに浄化・同化させ、人間界から完全に隔離するためです。作中では、神龍の背の上で眠りに落ちる悟空の体内へと、7つの球が次々と吸い込まれていく様子が明確に描かれています。
悟空は自らをドラゴンボールを宿す「依り代」とし、人間たちがこれ以上ドラゴンボールの奇跡に依存せず、自らの足で平和を築き上げていく未来を選びました。神龍と悟空が向かった先は、人間界でもあの世でもない、神々の領域を超越した異次元の彼方だったと推測されます。