インターネット上の掲示板やSNS、地域コミュニティでのリアルな証言を精査すると、実際に住んでみて初めて気づく両都市の利点と課題が浮かび上がってきます。
大阪市旭区から守口市へ転居した30代夫婦の現場証言によると、「旭区千林に住んでいた頃と買い物動線はほとんど変わらないのに、家賃が3万円以上安くなり、浮いた予算を教育費に回せている」という声が聞かれます。千林商店街から守口市駅前までは徒歩や自転車で容易に行き来できるため、行政界を越えた生活圏の連続性が住民の満足度を支えています。
一方で、守口市から大阪市城東区へ移り住んだ単身世帯からは、「守口市は大日イオンや京阪百貨店周辺を離れると、細い路地や街灯の少ない旧来の住宅街が多く、深夜帰宅時にタクシーを利用する頻度が増えた。深夜の終電本数やシェアサイクルのポート数など、都市インフラの網の目の細かさは大阪市営地下鉄ネットワークのほうが一枚上手だった」という実情も指摘されています。
さらに、車移動を重視する世帯からは、「近畿自動車道や阪神高速守口線の乗り口が近く、門真・寝屋川方面へのアクセスも良い守口市は、駐車場代が大阪市内中心部の半額程度で収まる」という現実的なメリットが評価されています。ライフスタイルの主軸が公共交通機関か自家用車かによっても、評価は真っ二つに分かれます。