音楽配信チャートの再生頻度、カラオケランキング、ファン投票の傾向をもとに、いま聴くべき松田聖子の代表曲を厳選して解説します。
1位:赤いスイートピー(1982年)
作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂、編曲:松任谷正隆。「春色の汽車に乗って」という鮮烈な歌い出しで知られる本作は、当時男性ファン中心だった支持層を一気に女性ファンへ広げた転換点となりました。抑制の効いたテンポと奥ゆかしい恋心を描いた歌詞は、日本ポップス史上の最高峰として君臨しています。
2位:瑠璃色の地球(1986年)
作詞:松本隆、作曲:平井夏美。アルバム『SUPREME』に収録され、シングルカットされていないにもかかわらず合唱曲や教科書、数々のCMソングとして定着。壮大なスケールで平和と命の尊さを歌い上げ、困難な時代を迎えるたびに多くの人々の心の支えとなっています。
3位:SWEET MEMORIES(1983年)
作詞:松本隆、作曲・編曲:大村雅朗。「ガラスの林檎」のB面でありながら、缶ビールのペンギンアニメCMで火がつき、両A面扱いとなった伝説のジャズ・バラード。流暢な英語パートと切ないアルトボイスは、松田聖子のボーカリストとしての円熟を世に知らしめました。
4位:青い珊瑚礁(1980年)
作詞:三浦徳子、作曲:小田裕一郎。イントロなしでサビの伸びやかなハイトーンから始まる構成は、当時の音楽業界に大きな衝撃を与えました。南国の青空を想起させる開放感と圧倒的な声量は、80年代アイドルの幕開けを象徴するアンセムです。
5位:あなたに逢いたくて 〜Missing You〜(1996年)
作詞:松田聖子、作曲:松田聖子・小倉良。自身最大のシングル売上(ミリオンセラー)を記録した90年代の金字塔。作詞・作曲を自ら手掛け、自立した大人の女性の切ない失恋を描き出したことで、新たなファン層を開拓しました。
このほかにも、疾走感あふれる「チェリーブラッサム」や、軽やかな南国リゾート感漂う「渚のバルコニー」など、松田聖子代表曲一覧に並ぶナンバーは、いずれも1曲ごとに異なる情景を鮮やかに描き出しています。