一包化は希望すれば無条件で無料になるサービスではありません。調剤薬局の業務において、PTPシートからの脱包作業、自動分包機へのセット、異物混入や印字ミスの鑑査には高度な技術と時間がかかるため、所定の技術料が発生します。
公的医療保険を利用して一包化を行うには、厚生労働省が定める一包化加算の算定要件を満たす必要があります。具体的には「服用時点が重複する内服薬が2剤以上(または1剤であっても3種類以上)あること」や「嚥下困難、認知機能の低下、多剤服用による管理困難などにより、一包化を行わなければ確実な服薬が困難であると認められること」が条件です。
処方箋上に「一包化」という医師の明確な指示が記載されている場合はスムーズに保険適用が進みます。処方箋に記載がない場合でも、薬局の薬剤師が残薬状況や患者の生活環境を確認し、医師へ疑義照会(問い合わせ)を行って合意を得ることで、その場で保険適用として処理されるケースが現場では定着しています。