吉田美和の歩んできた道筋には、涙なしでは語れない壮絶な過去もある。2004年に事実婚としてパートナーシップを結んだ映像ディレクターの末田健氏。ドリカムのミュージックビデオなども手掛け、公私ともに彼女を深く支えていた存在だったが、2007年に胚細胞腫瘍のため33歳という若さで帰らぬ人となった。
あまりにも突然訪れた悲劇。言葉を失い、深い悲しみの底に突き落とされた彼女は、一時は歌うことすら困難な状態に陥った。しかし、ファンの歓声と亡きパートナーへの想いが、再び彼女をステージへと押し戻す。その絶望を経験したからこそ、後に出会うJUONの太陽のような存在感が、彼女の心を癒やし、新たな生を生み出すきっかけとなったのだろう。