大学球界屈指のプロ輩出実績を誇る同校の歴史は、まさに日本プロ野球の発展と重なります。古くは1970年代から好投手を輩出し、1980年代には阿波野秀幸氏(元近鉄ほか)がドラフト1位でプロ入りして新人王を獲得。その後もプロ野球界を代表する名手を絶え間なくプロの舞台へと送り込んできました。
亜細亜大学野球部歴代プロ一覧を振り返ると、特に2000年代以降の充実ぶりは目を見張るものがあります。阪神タイガースで「赤星旋風」を巻き起こした赤星憲広氏、中日ドラゴンズの黄金期を名二塁手・遊撃手として支えた井端弘和氏(現・野球日本代表監督)をはじめ、単に身体能力が高いだけでなく「野球偏差値」が極めて高い選手が揃っています。
さらに、福岡ソフトバンクホークスで不動の三塁手として黄金期を牽引した松田宣浩の経歴は、亜細亜魂の象徴と言えます。大学時代からキャプテンシーと長打力を遺憾なく発揮し、プロ通算300本塁打・ゴールデングラブ賞8度という不滅の金字塔を打ち立てました。彼の代名詞となった「熱男」の原点は、東都の過酷なプレッシャーの中で培われた揺るぎない魂にあります。
近年の亜細亜大学ドラフト指名選手の系譜を見ても、その実戦力の高さはスカウト陣から絶大な評価を受けています。木浪聖也内野手(阪神)のように社会人を経てプロで正遊撃手を掴み取った選手もいれば、平内龍太投手(巨人)、草加勝投手(中日)、青山美夏人投手(西武)、田中幹也内野手(中日)のように大学から直接上位指名を受けて即戦力として一軍に定着する選手など、多彩なタレントを輩出し続けています。