企画発表当時、世間の反応は決して好意的なものばかりではなかった。「また若手俳優を集めた学園ヤンキーものか」「原作のタイムリープ設定を再現できるのか」という冷ややかな視線が存在したのも事実だ。しかし、英勉監督率いる制作チームはその懐疑論を力ずくで覆してみせた。
特殊メイクや衣装の細部に至るこだわり、CGに頼りすぎない生身の泥臭い拳のぶつかり合い。特に廃車場での大乱闘シーンにおける長回しのカメラワークと打撃音のリアリティは、従来の日本のアイドル映画的なアクションとは一線を画していた。観客が劇場で感じたのは、「コスプレ」ではなく「そこに生きている人間たちの生き様」だったのだ。