映画関係者向けに限定公開された未公開映像のプロモーション特報には、目を見張るショットが収められていた。雨が打ち付ける深夜の港湾地区、佐藤健演じる捜査官が泥にまみれながら叫ぶシーンや、歪んだ密室で明かされる衝撃の告白。圧巻の映像美は、まさに日本の映画産業が新たなフェーズへ突入したことを象徴している。
邦画と世界規格の動画配信サービスがこれほど高いレベルで融合した例は過去にない。制作を手掛ける東宝にとっても、これは国内市場から世界トップレベルの市場への本格的な舵切りを意味する。映像エンターテインメントの未来を占う意味でも、今作が果たす役割は極めて大きい。