子なし専業主婦が直面する最もシビアな問題が、長期的な経済リスクです。特に警戒すべきは「配偶者の収入減・病気」「突然の離婚」、そして「老後資金の不足」の3点です。
第一に、ブランクが長期化するほど再就職のハードルは上がります。万が一夫との関係が悪化して離婚を選択せざるを得なくなった場合、経済的自立が難しく、不利な条件を飲まざるを得ない事態に追い込まれるリスクがあります。養育費が発生しない子なし離婚では、受け取れる財産分与だけでは将来の生活を支えきれません。
第二に、年金受給額の問題です。厚生年金に長年加入し続けた会社員と比較して、第3号被保険者期間が長い専業主婦は、将来受け取れる基礎年金額が限られます。夫婦2人分の年金だけではゆとりある老後生活を維持するのが難しく、60代以降に「なぜもっと早く働いて貯蓄を増やさなかったのか」と後悔する声が後を絶ちません。