ネジが回らなくなる原因は、単に「強く締めすぎた」だけではない。最も多いのが、経年劣化による「錆び(酸化)」だ。特に湿気の多い日本の住環境では、金属表面が空気中の酸素や水分と反応し、目に見えないレベルで結合してしまう。
さらに厄介なのが「異種金属接触腐食(電食)」だ。アルミのフレームに鉄のネジが使われている場合など、異なる金属が接することで微弱な電流が流れ、腐食が急速に進行する。これに加えて、メーカーが出荷時に塗布した「ネジ緩み止め剤(ロック剤)」が強固に固着しているケースも珍しくない。相手がどのような原因で固まっているかを見極めることが、攻略の第一歩となる。