本作の売上構造を読み解く上で欠かせないのが、周年記念キャンペーンにおける歴代記録の推移です。ドッカンバトル 周年記念 セルランの歴史は、そのまま日本のモバイルゲーム市場における頂上決戦の歴史でもあります。
歴代のデータを比較検証すると、特に節目となるメモリアルイヤーにおいて顕著な購買行動が確認されています。2026年の9周年、2026年の10周年記念、そして2026年に至るまで、超大型ガシャが投入された際の最高順位到達スピードは驚異的であり、歴代屈指のスピード記録としてはガシャ開始からわずか2時間強でApp Store首位を奪取した事例も存在します。
一方で、売上推移には明確な二極化も見られます。新フェス限キャラクターの性能が「高難易度バトルの環境を劇的に変える」と認知された場合や、原作の伝説的な名シーン(超サイヤ人孫悟空、変身ゴジータ、ベジットなど)が完全新規のアニメーション演出で実装された際には、迷わず課金に踏み切るプレイヤーが激増します。反対に、演出面や性能面で事前の期待値を下回った場合、初速の伸びが鈍化し、App Store総合2位〜4位近辺で足踏みするというシビアな結果も浮き彫りになっています。