かつて「寝るだけの場所」と割り切られていたビジネスホテルの価値観は完全に崩壊した。出張族や都市型観光客が求めるのは、仕事終わりの夜や朝の目覚めに浸る大浴場の存在だ。
この潮流を決定づけたのが、株式会社共立メンテナンスが展開するドーミーインである。手厚いサウナ設備や本格的な大浴場、無料の夜鳴きそばサービスなど、顧客の心を掴む仕掛けで熱狂的なファンを獲得した。また、全国で巨大な都市型リゾートを展開するアパホテル&リゾートも、大規模な大浴場や露天風呂を次々と投入。ビジネスとリゾートの境界線を曖昧にし、都市にいながらリフレッシュできる「新しい滞在スタイル」を確立した。