せっかく作った作品がバラバラになる悪夢を二度と繰り返さないために、プロのビーズ作家が実制作で徹底している結び方の決定版を解説します。基本となる「本結び」と、さらなる摩擦力を生む「8の字結び」「外科結び」をマスターすれば、強度は劇的に向上します。
1. 基本にして最強「テグス本結びのやり方」
本結び(スクエアノット/リーフノット)は、左右のテグスを対称に噛み合わせることで最大の摩擦抵抗を生み出す基本技法です。
【実践手順】
1. 左右のテグスを交差させ、右のテグスを左の上に重ねてひと結びします。
2. 結び目を一度軽く引き締めたら、次は左のテグスを右の上に重ねて交差させます。
3. できた輪の中にテグスを通し、左右へ均等に引き締めます。結び目が四角く平らに整っていれば成功です。
※「右が上→次は左が上」と交互に重ねる順序を厳守することが、縦結びを防ぐ絶対条件です。
2. 摩擦力を倍増させる「サージャンズノット(外科結び)」
手術用縫合糸を結ぶ際にも用いられるサージャンズノットは、テグスのように滑りやすい繊維に対して絶大な保持力を発揮します。1回目の交差で輪の中にテグスを2回くぐらせるだけで、結び目が緩む隙を物理的に遮断します。
3. 強固なストッパーを作る「テグス8の字結び手順」
端の抜け止めや、つぶし玉を使用しないカジュアルな結び留めにはテグス8の字結び手順が効果的です。
テグスで輪を作った後、先端を一度本線の下をくぐらせてから輪の上から通すことで「8」の字を描くように締め込みます。コブが大きくなるため、ビーズ穴からのすっぽ抜けを強力に防止します。