制作現場やオフィスで日常的に使われる「ラフ」は、英語の形容詞「rough(大まかな、粗い、未完成の)」に由来しています。英語圏では「rough sketch(大まかなスケッチ)」や「rough draft(草案・下書き)」と呼ばれ、日本国内ではこれを略した和製表現として定着しました。
ビジネス用語ラフとして使われる場合は、本格的な資料を作り込む前段階の「骨子案」や「ワイヤーフレーム」を指します。プレゼン資料をスライドに落とし込む前に、手書きのメモや箇条書きで全体のストーリー構成を確認する行為も立派なラフ作業です。
一方で、スポーツ分野で使われるゴルフのラフ意味は、フェアウェイの外側に広がる「芝が長く伸ばされたエリア」を指します。これも語源は同じ「rough(荒れた、平坦でない)」ですが、クリエイティブ分野における「大まかな構想」とは文脈が全く異なるため、会話の文脈で見分ける必要があります。