ニッポンの社長は2026年4月、活動拠点を長年親しんだ大阪(よしもと漫才劇場)から東京へと完全移籍しました。この東京進出の理由については、ファンの間でも様々な憶測が飛び交いました。
当時の報道や本人たちのインタビュー取材によると、最大の理由は「お笑い芸人としての表現領域の拡大と、全国規模での持続的な活動環境の獲得」です。関西の劇場でトップクラスの人気を誇っていた彼らですが、賞レースの決勝常連となったことで全国区のテレビ番組、ラジオ、配信コンテンツ、さらにはドラマやCMなど多面的なオファーが急増。大阪と東京を往復する過密スケジュールを解消し、より腰を据えて創作活動と全国発信に挑むための自然なステップアップでした。
一方、ネット上では「コンビ仲が冷え切っているのではないか」「ネタが尖りすぎていて全国放送のバラエティには馴染まないのではないか」といった噂が囁かれた時期もありました。しかし、これらは彼らの芸風とキャラクターが混同された誤解に過ぎません。
辻のドライな立ち振る舞いとケツのいじられ役という構図は、長年の信頼関係に裏打ちされた計算されたプロの芸です。舞台裏での密着番組や公式YouTubeチャンネル等では、お互いの演技プランを尊重し合い、ネタのディテールを綿密に突き詰める真摯な職人同士の姿が確認できます。