ストリートダンスとは?歴史や種類とヒップホップとの違いを徹底解説とはどのようなものなのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。
一言でストリートダンスといっても、使用する音楽のテンポや身体の使い方、求められるフィジカル特性は多種多様です。主要なスタイルの特徴を比較データとして整理しました。
ジャンル名発祥年代・背景主な特徴と身体操作習得難易度・向き不向きHIPHOP(ヒップホップ)1980年代後半
NYクラブシーンアップ・ダウンのリズム取りと重いグルーヴ。時代によりR&B系やトラップ調など多様に変化。★★☆☆☆
基本のノリを掴みやすく、初心者最初の1歩に最適。ブレイキン(ブレイクダンス)1970年代初頭
NYサウスブロンクス立ち踊りのトップロック、床技のフットワーク、頭や背中で回るパワームーブ、静止するフリーズ。★★★★★
筋力と柔軟性、基礎体力が必要。アクロバット志向向き。LOCKIN'(ロックダンス)1970年代初頭
ロサンゼルス(The Lockers)激しい動きから突然カギをかけるようにピタッと静止(Lock)。指差し(Point)や手首の回転。★★★☆☆
ファンク音楽好きにおすすめ。リズムのキレと笑顔が映える。POPPIN'(ポップダンス)1970年代後半
カリフォルニア(Electric Boogaloos)筋肉を一瞬で強く弾く(Pop)。ウェーブやムーンウォーク(スライド)、ロボットのような質感。★★★★☆
細部への筋肉コントロールが必須。じっくり反復練習する人向き。HOUSE(ハウス)1980年代初頭
シカゴ・NYのクラブ早いテンポ(BPM120〜130)に合わせ、流れるような細かい足技と浮遊感あるステップを展開。★★★☆☆
有酸素運動量が高く、走るようにステップを踏みたい人に最適。WAACK / VOGUE1970年代・米西海岸 / 80年代・NYボールルーム腕を鞭のようにムチ打つ軌道、ファッションモデルのポージングを連続させる美しく鋭い所作。★★★☆☆
自己表現力やしなやかな上半身のラインを活かしたい人向け。
ブレイクダンスの特徴は、身体の全パーツを接地させて遠心力とバランスを競うダイナミズムにあります。一方で、ファンクミュージックの隆盛と切り離せないのがロックダンスとポップダンスです。ドン・キャンベルが生み出した「鍵をかける」動きのロック、サム・ソロモン(ブーガル・サム)が生み出した「筋肉を弾く」ポップは、いずれも西海岸で洗練され、日本でも40年以上にわたり根強い職人的ダンサーを生み出し続けています。
さらにハウスダンスのルーツを辿ると、人種やセクシュアリティの垣根を超えて開放感を求めたシカゴのクラブ「Warehouse」に行き着きます。四つ打ちの疾走感あふれるビートに合わせ、床を滑るように足を踏み鳴らすステップワークは、近年フィットネス志向の大人層からも絶大な支持を獲得しています。