受験生コミュニティや保護者ネットワークの中で定期的に浮上するのが、「オープンキャンパスに参加しないと一般選抜や推薦入試で不利になるのではないか」という疑念です。ネット掲示板や知恵袋等でも頻繁に質問が見られますが、この噂は制度上、明確な誤解です。
公立・国立大学の入試運営基準に基づき、オープンキャンパスへの出欠記録が一般選抜(前期・後期日程)の合否判定に加味されることは一切ありません。大学広報の取材データや募集要項の開示情報を見ても、参加状況が採点に紐づけられる仕組みは存在しません。定員制である以上、遠隔地在住や部活動の公式戦などで物理的に参加できない受験生に対し、入試制度上の不利益を課すことは公平公正の観点からあり得ない措置です。
ただし、合否判定に直接関与しないからといって「参加する価値がない」と断じるのは早計です。特に総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜を受験する場合、志望理由書や面接試験において「なぜ他大学ではなく神戸大学なのか」「どの研究室のどのようなアプローチに共鳴したのか」という具体性が厳しく問われます。現地で直接教授の言葉を聞き、研究室の空気感や在学生の生態を直接観察した経験は、面接官を納得させる記述の解像度において他者を圧倒する武器となります。