マス席や2階の椅子席とは異なり、砂かぶり席には厳格な独自ルールが課されている。最も重要な注意点が「飲食・飲酒の全面禁止」だ。マス席では名物の焼き鳥やお弁当、お酒を楽しみながら観戦するのが大相撲の醍醐味の一つだが、砂かぶり席では水分補給以外の飲食は固く禁じられている。これは土俵や力士に対する礼節を守り、清潔な環境を維持するための伝統的な配慮だ。
さらに、写真撮影やスマートフォン・携帯電話の使用にも強い制限がある。取組中のフラッシュ撮影はもちろんのこと、携帯電話での通話やメッセージ操作も禁止される。理由としては、光や音が取組中の力士の集中力を削ぐおそれがあるためだ。手荷物も膝の上に収まる程度の小さなバッグ限定とされ、大きなスーツケースなどの持ち込みは不可となっている。