2024年末に公開され、2026年の現在も配信プラットフォーム等で高い視聴数を維持しているシリーズ完結作『劇場版ドクターX FINAL』。本作において、多くのファンが懸念した「晶さんの死」は描かれたのでしょうか。
劇場版の核心に迫ると、物語のドラマツルギーとして生命の危機に瀕したのは晶さんではなく、主人公・大門未知子自身でした。未知子は自らのルーツに関わる過酷な宿命と病魔に立ち向かい、かつてない極限の手術に挑むことになります。
晶さんはその間、取り乱すことなく未知子の技術と信念を信じ抜き、精神的支柱として彼女を支え続けました。劇場のラストシーンにおいても、神原晶は命を落とすことなく、神原名医紹介所で彼女の帰りを待ち続ける姿がしっかりと描かれています。「晶さんが亡くなって未知子が孤独になる」という悲劇的な幕切れではなく、二人の魂の絆が永遠に続くことを証明する結末として、ファンに深い感動と安堵を与えました。