SNSや動画サイトで拡散されている飾り方の中には、長期的なグッズ保存の観点から見ると推奨できない手法がいくつか存在します。後悔しないために知っておくべき代表的な盲点を検証します。
第1の落とし穴は「金属ナスカンやボールチェーンを付けたままの長期密着展示」です。キーホルダーの金属パーツに含まれる微量の湿気や手の油分は、数年放置されると酸化して緑青(ろくしょう)や黒ずみを生み出します。このサビがアクリル印刷面やラバーに色移りすると、化学的に除去することが極めて困難になります。飾る際はチェーンを外し、チャック付き小袋に乾燥剤とともに別保管するのがプロの常識です。
第2の盲点は「安価なコルクボードへの直刺し」です。画鋲でナスカンの穴を固定しようとすると、金属同士が擦れてメッキが剥がれ落ちます。さらに、コルクボードの木枠から揮発する微量の酸性ガスが、至近距離のアクリル樹脂を劣化させる事例も報告されています。コルクボードを用いる場合は、必ず表面に不織布やフェルトを挟み込む工夫が求められます。