室井慎次の壮絶な生き様を描いた前作の映画から1年余り。スクリーンに映し出されたのは、かつての仲間たちの「今」だった。しかし、そこに彼女の姿はなかった。ファンの期待は裏切られたのだろうか。いや、むしろ逆だ。彼女の不在そのものが、物語に深い余韻とリアリティを与えている。
「すみれさんが出てこないことで、逆に彼女がどこかで元気に生きていると確信できた」というファンの声も少なくない。彼女が背負った傷、そして刑事という過酷な職業からの「卒業」を思えば、安易なカメオ出演を避けた制作陣の判断は賢明だったと言えるだろう。