世界征服を企む巨大軍事組織「レッドリボン軍」との戦いは、初期ドラゴンボールにおける一大スペクタクルでした。各地に配置されたレッドリボン軍一覧の幹部たちは、それぞれコードネームに合わせた独自の部隊を率いていました。
マッスルタワーを守るホワイト将軍、忍者装束のムラサキ曹長、サイボーグのメタリック軍曹、心優しい人造人間8号(ハッちゃん)、そして悟空を窮地に追い詰めた冷酷な超能力者・ブルー将軍やイエロー大佐、バイオレット大佐など、多彩な軍勢が悟空ひとりに壊滅させられていきました。最高指導者のレッド総帥は、世界征服のためではなく「自身の身長を伸ばしたい」という極めて私的な願望のためにドラゴンボールを集めており、それを知った側近のブラック補佐に射殺されるという皮肉な結末を迎えます。
このレッドリボン軍編および続くピッコロ大魔王編では、シリアスな命のやり取りが描かれ、ドラゴンボール初期死亡キャラの存在が物語の緊張感を一気に引き上げました。
- ボラ:カリン塔の聖地を守るウパの父。世界一の殺し屋・桃白白(タオパイパイ)に殺害されるが、悟空が集めたドラゴンボールで最初の死者復活を果たす。
- クリリン:ピッコロ大魔王の部下・タンバリンによって突如命を奪われ、悟空が怒りで我を忘れる最大の契機となった。
- 亀仙人・餃子:ピッコロ大魔王を封じるための「魔封波」の失敗や、神龍への願いを阻止しようとした行動により相次いで命を落とす。
神龍の奇跡によって死者が蘇るというルールが確立されたのも、この初期の過酷な死闘の数々があったからこそと言えます。