物語の絶対的ヒロイン・牧野つくしを演じたのは井上真央。雑草のような力強さと愛らしさを兼ね備えた演技は、お茶の間の心を瞬く間に魅了しました。貧乏ながらも英徳学園の理不尽に立ち向かう彼女の奮闘劇は、作品の爆発的ヒットを牽引した最大の原動力です。
そして学園を支配する伝説の御公子集団「F4」のリーダー、道明寺司役を務めたのが松本潤です。俺様気質でありながら、つくしへの一途な思いに苦悩する不器用な姿を完璧に演じ分け、当時の視聴者を虜にしました。クールな中に秘めた圧倒的な存在感は、今なお語り草となっています。
繊細でミステリアスな花沢類を演じた小栗旬の功績も外せません。つくしのピンチにそっと寄り添うバイオリン奏者の御曹司という難役を独自の空気感で表現し、爆発的な人気を獲得しました。
さらに、茶道家元の跡取りで気品漂うプレイボーイ・西門総二郎役に松田翔太、F4の年上好きでグループの調停役でもある美作あきら役に阿部力が結集。この5人の奇跡的なキャスティングこそが、『花より男子』を不朽の名作へと押し上げた決定的な要因でした。