情報空間でしばしば独り歩きする「イオンと24時間テレビ」に関する言説の中には、明らかな事実誤認やミスリードが少なくありません。代表的な3つの誤解をファクトチェックします。
第1の誤解は、「イオンは全国全店舗でチャリTシャツを販売している」という認識です。前述の通り、小型スーパーやコンビニ業態(まいばすけっと等)、あるいは一部テナント形式の店舗では取り扱いがありません。遠方の店舗まで足を運んだものの、衣料品取り扱いフロア自体が存在せず無駄足になるトラブルが毎夏散見されます。
第2の誤解は、「店頭で集まった募金はすべて日本テレビの制作費やタレントのギャラに消えている」という極端な言説です。法的に、番組内で集められた寄付金は「公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会」によって厳密に別勘定で管理され、番組制作費(放送局の事業費)とは完全に峻別されています。特に近年のガバナンス強化以降は、外部の公認会計士による独立監査が義務付けられており、企業の寄付控除や使途明細の公表レベルは極めて厳正です。
第3の誤解は、「店頭募金は深夜でも受け付けている」という思い込みです。24時間営業の食品フロアを併設しているイオンであっても、チャリティーの受付は防犯と金銭管理上のルールから夜間に完全停止します。深夜に募金箱を探してもカウンターは閉鎖されているため、時間帯の見極めが肝要です。