レース翌日の朝、ベッドから起き上がった瞬間に感じる全身の重だるさや胃の不快感は、筋肉だけでなく内臓が悲鳴を上げている証拠です。内臓疲労の回復方法として極めて重要なのが、翌日の朝食メニューの組み立てです。
フルマラソンの翌日朝食メニューでは、「消化に負担をかけないこと」と「腸内環境の再整備」を両立させます。理想的な構成は、白米やおかゆをベースに、タンパク質源としての温泉卵や納豆、腸粘膜を保護するわかめや豆腐の味噌汁を合わせる和朝食スタイルです。温かい汁物は、レース中の脱水や冷えによって低下した内臓温度を上昇させ、胃腸の蠕動運動を穏やかに回復させます。
ランナーの大きなモチベーションであるマラソン大会後のご褒美ご飯は、いつ食べるのが正解なのでしょうか。生理学的な観点から言えば、胃腸の血流と消化酵素分泌が正常値に戻る「レース翌日の昼食以降」に設定するのが最も理にかなっています。胃腸のバリア機能が回復した翌日昼であれば、焼き肉やステーキ、好物のスイーツを心ゆくまで堪能しても、内臓に過度な負担をかけることなく、達成感とともに純粋な栄養として身体に吸収させることができます。