南京結びの具体的な手順をステップ順に解説します。手順を分解して頭に入れることで、現場でも迷わず数秒で強固な締め込みが可能になります。
【ステップ1:起点の固定(もやい結び)】
荷台の反対側にあるフック、または鳥居(キャビン背面のフレーム)にロープの端を固定します。ここでは解けにくく信頼性の高い「もやい結び(ボーラインノット)」や「巻き結び(クローブヒッチ)」を使用し、支点を強固に作ります。
【ステップ2:南京結びのループ(輪)を作る】
荷物の上にロープを渡し、手前のアオリフックの上部(胸から腰の高さ)でロープを手に取ります。本線ロープに小さな輪(ループ)を作り、その輪の中に下側のロープを少し引き出して「引き解け結び」の輪を二重に形成します。これが動滑車の役割を果たします。
【ステップ3:アオリフックを通して一気に締め込む】
余ったロープの先端側をトラック荷台下部のアオリフックに上から通し、ステップ2で作った輪の下から上へとロープを通します。そのまま体重をかけて真下にグッと引き下げると、動滑車効果によりロープが「ギシギシ」と音を立てて強力に締まります。
【ステップ4:端末の仮止めとトラックロープの簡単な解き方】
ピンと張った状態をキープしたまま、フックにロープを1回巻きつけ、最後に輪を作って挟み込む「ハーフヒッチ(半結び)」でロックします。荷解きの際は、挟み込んだ末端のループを外側に引き抜くだけで、テンションが一瞬で解除されてスピーディーに荷降ろしが完了します。