ブライダル情報メディア『ゼクシィ』が実施した各種意識調査でも、披露宴の演出項目の中で「やってよかった」「印象に残った」と答える人が常に上位に挙げるのがエンディング映像だ。参列したゲストの満足度を左右する要素として、ムービーの質が直接的な影響を与えていることがデータからも裏付けられている。
興味深いのは、ゲストが最も感動するポイントが「綺麗にまとめられた新郎新婦の姿」だけではないという点だ。むしろ、自分自身や他の参列者が心から笑っている瞬間、新郎新婦の親族が思わず涙を拭った瞬間のカットが差し込まれた時に、感情のピークが訪れるという。客席の生の表情をどれだけカメラが捉えられているかが、作品の成否を分ける。
市場の要求の高まりに伴い、ブライダル業界全体でも映像クオリティの底上げが急務となっている。従来の固定観念にとらわれない柔軟な演出プランが、次々と提案され始めているのだ。