あの異様な盛り上がりの原点は、やはり香川照之演じる大和田常務の圧倒的なキャラクター性にある。特にシーズン1の最終回で見せた、あの限界突破した土下座シーンだ。膝を震わせ、顔を真っ赤にして床に這いつくばる姿は、放送直後からなんJで格好の素材となった。
ネット民たちはこれを単なる劇中の名シーンとして消費しなかった。彼らは土下座のAA(アスキーアート)を作成し、日常のちょっとした失敗や謝罪の文脈で使い倒した。結果として、ドラマを見ていない層にまで「大和田=土下座」のイメージが浸透。もはや一種の伝統芸能に近い扱いとなっている。