こうした病理は、現代のポップカルチャーやエンターテインメント領域でも象徴的に描かれている。代表的な例が、過激な自己愛と冷酷さを描いた古典的名作映画『アメリカン・サイコ』だ。主人公が見せる完璧主義と裏返しの虚無感は、病理の極致を如実に表現している。
最近では、Netflixなどの動画配信プラットフォームで配信されるドキュメンタリーやドラマでも、カリスマ的指導者やインフルエンサーの失脚劇が好んで取り上げられる。また、YouTube上では「自己愛者との泥沼のトラブル」を語るコンテンツが数多く再生され、大衆の関心を集めている。メディアが映し出すこれらの物語は、過度な自己愛が最終的にどのような破滅を引き起こすかを如実に提示している。