フランスの社会学者ジャン・ボードリヤールがかつて論じたように、現代の衣服選びは「布の機能」を買うだけでなく、そこに付与された「象徴・ステータス(記号)」を消費する行為でもあります。
ポロの馬マークを巡る混乱は、まさに「ロゴという記号」が先行した結果生じた現象と言えます。馬の刺繍がついていること自体に意味を求めるのか、それともブランドが培ってきたトラディショナルな歴史と品質に敬意を払うのかによって、選ぶべき選択肢は明白に分かれます。
▼ ポロ ラルフ ローレンを選ぶべき人
- ビジネス、オフィスカジュアル、子どものセレモニーなど「公の場」で信頼感を与えたい人
- 数年〜10年以上着続けられる頑丈な縫製、上質なコットン生地の風合いを愛する人
- アメリカン・トラッドやアイビースタイルの文脈を理解し、正統なクラシックを楽しみたい人
▼ U.S. POLO ASSN. などのデイリーラインが適している人
- ブランドのヒエラルキーやステータスにこだわりがなく、トレンドのデザインを安価に楽しみたい学生・若年層
- 汚れや摩耗を気にせず、ワンマイルウェアや普段使いのバッグとして気軽にガシガシ使いたい人
- 周囲から「ラルフローレンと誤認されたい」という意図を持たず、ブランドの個性を理解して割り切って着こなせる人
「安いから」「馬のマークがついているから」という理由だけで選ぶと、後々周囲の目線や知識を得たときに後悔を生むリスクがあります。両者の違いを理解した上で主体的に選択することこそが、失敗しないための絶対条件です。