グラウンドに立つ際、多くの選手が直面するのが「いつスパイクを履き、いつトレーニングシューズを履くべきか」という疑問です。最大の違いは、アウトソール(靴底)の突起形状とミッドソールの厚みにあります。
金具スパイクやスタッドスパイクは、土や芝に刃を深く食い込ませて強い推進力を生み出す一方、硬い地面からの突き上げ衝撃がダイレクトに足裏・膝・腰へと伝わります。対して野球トレーニングシューズは、無数の細かいゴム製スタッド(マルチスタッド)と厚めのクッション材を採用しており、地面からの衝撃を最大約30〜40%分散・吸収する構造になっています。
特に土が踏み固められた硬いグラウンドでの長時間の守備練習やバッティング、アスファルトや人工芝上でのランニングでは、スパイクを履き続けると足底腱膜炎やシンスプリントなどの故障リスクが跳ね上がります。ウォーミングアップや基礎反復練習ではトレシューを使い、実戦形式のノックや走塁、試合時のみスパイクに履き替えるという「負荷分散の使い分け」が、2026年の現場指導者・トレーナーの間でスタンダードとなっています。