横浜市神奈川区松見町に校舎を構える横浜市立ろう特別支援学校は、市内唯一の公立ろう学校として長年にわたり地域の聴覚障害教育を牽引しています。学校教育法に基づく専門教育機関であり、対象は聴覚に障害を抱える児童生徒です。
本科は幼稚部・小学部・中学部・高等部の4学部で構成されており、乳幼児期からの早期教育相談(0歳〜)にも注力しています。各学部の特徴は以下の通りです。
【幼稚部】
3歳児から5歳児を対象とし、遊びや集団活動を通じてコミュニケーションの基礎を培います。ことばの獲得や自己表出を促すため、身振りや手話、絵カード、残存聴力の活用など、子どもの発達段階に応じたアプローチが展開されます。
【小学部・中学部】
小学校・中学校の学習指導要領に準拠しつつ、自立活動を中心とした専門的な指導を行います。1学級あたりの定員は原則6名(重複障害学級は3名)と少人数編成が徹底されており、一人ひとりの理解度に応じた手厚い学習サポートが可能です。
【高等部】
普通科をはじめとする教育課程が設置され、基礎学力の定着から大学・専門学校進学、企業就職まで多岐にわたる進路実現を目指します。社会自立を見据えたインターンシップやビジネスマナー指導、情報処理技術の習得にも力を入れています。