事件が表面化したのは平日の早朝だった。店舗正面のガラス扉には「営業停止のお知らせ」と書かれた一枚の紙が掲示され、入場口の自動ドアは重く閉ざされていた。昨日まで色鮮やかなLED照明が灯り、店内から響いていた威勢の良い効果音は完全に途絶えている。
近隣の飲食店店主は語る。「昨日までは普通にスタッフさんが掃除をしていて、新台入替のポスターも貼られていた。経営が苦しいという噂すら聞いたことがなかったので、本当に青天の霹靂だ」。現地を訪れたファンも、スマホで何度も検索を繰り返しながら途方に暮れる様子が見受けられた。長年地域に根付いてきたライジング琴似店だからこそ、この静寂はあまりに重い。