SNSの中でも、とりわけX (旧Twitter)における本キーワードの爆発的な拡散力は目を見張るものがある。ユーザーたちがハッシュタグや画像付きで投稿を重ねるたび、タイムラインは即座に大喜利の場と化す。こうしたインタラクティブな拡散構造こそが、長年作品の熱量を保ち続けている原動力だ。
また、本作は従来の「食」をテーマにした作品群に一石を投じた。ただ美味しい料理を描くだけのジャンルから脱却し、人間の欲望や愚かしさをユーモラスに暴き出す新しいグルメコメディの金字塔へと進化したのだ。滴る肉汁と香ばしい煙の向こう側に見える人間模様は、読む者の胃袋と笑いのツボを同時に刺激する。