アメリカと日本の時差早見表【2026】サマータイム廃止の真相と計算術

アメリカと日本の時差早見表【2026】サマータイム廃止の真相と計算術

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「アメリカ全土で一律に時計が切り替わる」と思い込んでいるビジネスパーソンは少なくありませんが、これは典型的な誤解です。連邦法「統一時間法(Uniform Time Act of 1966)」に基づき、各州にはサマータイムを採用しない権限が認められています。

その代表格がハワイ州とアリゾナ州(大半の地域)です。

常夏の楽園であるハワイは赤道に近く、年間を通じて日照時間の変動が小さいため、わざわざ生活時間を変更する実利が皆無です。結果として、ハワイと日本の時差は1年中「マイナス19時間」から変動しません。

さらに興味深いのがアリゾナ州の事情です。砂漠気候に覆われたアリゾナでは、日中の過酷な猛暑が命に関わります。夏場に太陽の沈む時間を意図的に1時間遅らせてしまえば、強烈な西日が夜間まで残り、家庭用エアコンの電力消費が爆発的に増加して熱中症患者の急増を招きます。住民からは「これ以上日中の日光を延ばす必要はない」と強い反発があり、同州は半世紀以上にわたり夏時間を拒絶し続けています。

ただし、同じアリゾナ州内であっても先住民族の自治領である「ナバホ・ネイション」ではサマータイムが導入されているなど、州境や保護区の境界線を跨ぐだけで時計が1時間進退する現象が起きています。現地出張やレンタカー移動の際には、一般的なスマートフォンの時計表示に頼り切らない慎重な確認が欠かせません。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。