骨端線が閉じると身長は止まる?閉じる平均年齢と最新医学の真実

骨端線が閉じると身長は止まる?閉じる平均年齢と最新医学の真実

骨端線が閉じると身長は止まる?閉じる平均年齢と最新医学の真実について徹底解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

自身の骨端線の状態を正確に知るには、医療機関での画像診断が不可欠です。診察を受けるにあたり、骨端線確認は何科を受診すべきか迷う方が少なくありません。受診先の選定は年齢や目的によって異なります。

中学生以下で成長障害や低身長の精密診断を希望する場合は「小児科」あるいは「小児内分泌科」が適しています。一方で、高校生以上や骨の痛み・スポーツ障害を伴う場合は「整形外科」を受診するのが一般的です。ただし、単なる「あと何センチ伸びるか知りたい」という個人的な興味による受診は、一般の保険医療機関では断られるか、自由診療(全額自己負担)扱いとなる点に留意しなければなりません。

医療機関で骨年齢を判定する際、標準的に用いられるのが手首の骨端線の見方です。なぜ脚ではなく手首を撮影するのかといえば、左手の手根骨、中手骨、指骨には多数の骨化中心が集まっており、被曝線量を最小限に抑えながら発育段階を極めて精緻に評価できるからです。世界標準の評価基準である「TW2法(またはTW3法)」や「グロイチ・パイル法」に基づき、橈骨(とうこつ)や尺骨の遠位端にある透亮像(黒く抜けて見える軟骨の隙間)の幅や輪郭の癒合度合いを専門医がミリ単位で観察します。

費用面に関して、骨端線検査の費用と保険適用の境界線は明確に分かれています。同年代の標準偏差から著しく乖離した低身長(身長が同性同齢の平均値より-2SD以下)や成長ホルモン分泌不全症、あるいは外傷による痛みの確定診断であれば公的保険が適用されます。乳幼児・小児医療費助成の対象であれば自己負担なし、あるいは数百円〜数千円で済みます。対照的に、病名がつかない美容・成長相談目的の診断では、初診料や画像診断料を含めて5,000円から15,000円前後の自費診療費が発生します。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。