学生街という土地柄、安さとボリュームを売りにする飲食店がひしめく高田馬場において、カフェコットンクラブ 高田馬場が40年近くにわたり特別な存在であり続けている理由はどこにあるのか。大手グルメサイトや各種SNS、コミュニティ掲示板に寄せられた膨大な利用者の口コミを精査すると、明確な共通項が浮かび上がってくる。
好意的なレビューの大半を占めるのは、「天井が高く開放的で、高田馬場とは思えない非日常感を味わえる」「料理の提供スピードが早く、スタッフの気配りが心地よい」という空間とサービスに対する評価だ。地下のジャズバーを思わせるシックな空間から、吹き抜けが心地よいメインフロア、プライベート感を重視した中上層階まで、フロアごとに全く異なる表情を持つ設計が、多様な利用シーンを受け止める器となっている。
一方で、率直な意見として目立つのは「週末のピーク時はフロア全体がかなり賑やかで、静かに語り合いたい時には向かない」「人気店ゆえに飛び込みでは入れない時間帯がある」といった混雑に関する指摘だ。学生の宴会と社会人のデートが同居する空間であるため、時間帯や曜日によって店内の熱量は大きく変わる。こうした多面的な評価のギャップこそが、この店のリアルな熱気の証左といえる。