大学の閉校決定を受けて最も懸念されたのが、神戸海星女子学院小学校の入試倍率や、中学校・高等学校の偏差値・進学実績への影響でした。しかし、大手進学塾(浜学園、日能研、希学園等)の最新公開データおよび入試結果を検証すると、中等教育市場における評価は依然として揺るぎない安定感を示しています。
進学実績において際立つのは、卒業生数に対する医学部医学科および難関医療系学部への進学率の高さです。1学年140名前後というコンパクトな規模感でありながら、国公立大学(京都大・大阪大・神戸大など)への現役合格者をコンスタントに輩出。さらに私立名門医科大(兵庫医科大、関西医科大、大阪医科薬科大など)への合格実績は、近隣の共学校と比較しても突出しています。
また、カトリック学校ならではの特権として、上智大学へのカトリック高等学校対象特別入学試験(カトリック推薦枠)を筆頭に、早稲田・慶應義塾・関西学院などへの指定校推薦枠が豊富に用意されています。「一般受験で医学部や難関国立を狙う特進的な層」と「推薦枠を活用して首都圏・関西の最難関私大へとスマートに進学する層」が見事に棲み分けられており、これが進路指導上の強固なセーフティネットとなっています。