受験生の保護者がインターネット検索をする際、最も頻繁に発生している致命的な混同が「県立川崎高校」と「川崎市立川崎高校」の取り違えです。「川崎高校 偏差値」と検索してヒットする主要ポータルサイトの数値(偏差値44・単位制)は、基本的に神奈川県立川崎高校偏差値を指しています。
現場取材班が確認した、両校の決定的な違いとネット情報の罠は以下の通りです。
まず、JR南武支線「川崎新町駅」から徒歩圏にある神奈川県立川崎高校は、学年制ではなく「全日制単位制普通科」を採用しています。大手レビューサイト「みんなの高校情報」でも口コミ評価は3.93(65件)と極めて高く、生徒からは「校則が過度に厳しくなく、自分の進路に合わせた科目を柔軟に選べる」「校舎が広くのびのび学べる」と好意的な意見が集まっています。学力レベルは偏差値44前後で推移しており、高校から基礎を固め直して専門学校や中堅私立大を目指す環境として機能しています。
一方の川崎市立川崎高校は、近年大きな構造改編を経験した中高一貫教育校です。附属中学校からの進学枠が存在し、高校段階での募集枠や学科編成(生活科学系などの専門学科展開や定時制など)が県立川崎とは完全に別物です。検索結果の「川崎市立川崎高校倍率」を調べる際は、どの学科(普通科系募集停止の有無、くらしの科学科など専門コース)の募集区分であるかを精査しなければ、倍率や難易度を完全に見誤る危険性があります。