慢性上咽頭炎の根治療法として耳鼻咽喉科で広く行われているのが、上咽頭擦過療法(EAT:Epipharyngeal Abrasive Therapy、通称Bスポット療法)です。これは塩化亜鉛溶液を浸した綿棒を鼻および口から上咽頭に挿入し、炎症部位を直接強くこすりつける治療法です。
ネット上の闘病記や完治ブログ、SNSのコミュニティでは「激痛だが劇的に視界が晴れた」「人生を救われた」という絶賛の声がある一方、「痛すぎて通院を断念した」「一時的に悪化した」といった体験談も散見されます。現場の臨床データを整理すると、治療の実情は以下のように可視化されます。
実際の診察室では、「炎症が強い患者ほど綿棒にべっとりと鮮血が付着し、激しい痛みが走る」という現象が起きます。これは粘膜の鬱血が高度である証拠です。炎症が治まるにつれて出血はピタリと止まり、擦過時の痛みも軽微な違和感程度へと劇的に変化していきます。