国道156号線や能越自動車道からのアクセスに恵まれ、高岡市西部のランドマークとしても機能していた「天然温泉 有磯の湯」。2026年現在、かつて湯煙を上げていた現地を訪れると、当時の面影はほとんど残されていません。
閉館発表後、敷地内を囲っていた仮囲いの中で建物の解体工事が本格化し、特徴的だった和風の温浴棟や広い平置き駐車場は姿を消しました。2026年時点における跡地は更地化および基礎工事の段階を経て、ロードサイド型の商業用地や新たな事業用地としての利活用へと舵が切られています。
一部のファンの間では「建物をそのまま活用した居抜きでの再出発」を期待する声も囁かれていましたが、現場の状況を見る限り、温浴施設としての復元を前提とした動きは完全に潰えています。地域の生活動線に組み込まれていた広大な土地は、今や郊外型店舗や物流・医療福祉関連など、別目的のインフラへと姿を変えつつあります。