海外の映画やドラマ、あるいは現地での日常会話を観察してみると、ネイティブスピーカーが挨拶の返答として「so-so」と発音する場面にはまず出くわしません。大手英会話スクールや語学教育研究機関が実施した現代英語コーパス(言語データベース)の調査分析でも、「so-so」が挨拶の応答として使用される頻度は全体の1%未満にまで落ち込んでいます。
ネイティブがso-soを使わない最大の理由は、表現自体が「昭和〜平成初期の教科書に閉じ込められた時代遅れの表現(Dated expression)」になっている点にあります。日本語で言えば、初対面の相手に「ごきげんよう」や「ボチボチでんな」と堅苦しく、あるいは古風すぎる調子で返すような違和感をネイティブに抱かせるのです。
さらに、2026年現在の英語コミュニケーションでは、タイパ(タイムパフォーマンス)を意識したテンポの良い対話と、心理的安全性(メンタルへの配慮)を重視するトレンドが定着しています。曖昧で暗い影を落とす「so-so」は、軽快なやり取りを重んじる現代の日常会話の潮流から完全に外れているのが実情です。