結木滉星のこれまでの歩みを振り返ると、大手芸能事務所であるスターダストプロモーションの育成システムの中でも、極めて地道かつ王道のステップを踏んで成長してきたことがわかります。まずは、彼の基本的なプロフィールとキャリア指標を、同世代の特撮出身俳優の一般的な基準と比較した一覧表で確認してみましょう。
結木滉星の経歴において最大の転換点となったのは、2012年に東京・原宿の竹下通りでスカウトされてから約6年後の2018年2月です。テレビ朝日系のスーパー戦隊シリーズ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(通称・ルパパト)にて、パトレン1号/朝加圭一郎役としてドラマ初主演を果たしました。
当初、視聴者の視線は華やかな「快盗(ルパンレンジャー)」側に集まりやすいと予想されていました。しかし、結木が演じた朝加圭一郎の「異常なまでに真面目で熱血、しかし誰よりも市民の平和を願う不器用な警察官」というキャラクターが、回を追うごとに爆発的な人気を獲得します。放送当時、SNS上では毎週日曜の午前中に「圭一郎先輩」がトレンド上位を席巻するという現象が起き、玩具の売上や関連イベントの動員数にも大きく貢献しました。
戦隊シリーズ卒業後もその勢いは衰えず、2019年にはメンズファッション誌『Smart』(宝島社)の専属モデルに就任。ドラマ界でも『危険なビーナス』(2020年・TBS系日曜劇場)、『SUPER RICH』(2021年・フジテレビ系)、『テッパチ!』(2022年・フジテレビ系)と、毎年途切れることなく主要局の連続ドラマに名を連ねています。