トラクターで草刈り!休耕地を劇的再生するアタッチメントと費用相場

トラクターで草刈り!休耕地を劇的再生するアタッチメントと費用相場

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農林水産省の統計や全国の農業会議所が発表するデータを見ても、担い手の高齢化に伴う耕作放棄地の増加は地方自治体共通の頭痛の種となっています。放置された農地は景観を損ねるだけでなく、イノシシやシカなど有害鳥獣の潜み場所となり、害虫の発生源として隣接する耕作地へ深刻な被害をもたらします。従来、こうした除草管理は刈払機(肩掛け式草刈機)や自走式草刈機に頼ってきましたが、人力作業には構造的な限界が存在します。

刈払機での作業は、1反(1,000㎡)を処理するのに約4〜6時間の重労働を要し、炎天下での熱中症リスクや振動障害、キックバックによる負傷事故の危険が常に付きまといます。一方、休耕地草刈りトラクターを導入した場合、作業幅1.2m〜1.6m級のアタッチメントを走らせるだけで、1反あたり30〜45分前後で除草が完了します。作業時間は約10分の1以下に圧縮され、作業者はエアコンの効いたキャビン内から安全に操作できるため、身体的負荷は劇的に低減されます。

さらに見逃せないメリットが「刈り草の集草・搬出作業が不要になる」点です。トラクター用の粉砕系モアを使用すると、太い雑草や潅木が細かくチップ状に破砕されて地表に均一に敷き詰められます。これが自然なマルチング効果を生み、後続の雑草の発芽を抑制するとともに、数カ月で良質な有機物として土壌に還元されるという副次的な土作り効果まで得られます。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。